インフルエンサー施策のKPI設計とファネル別具体例を徹底解説
- Risk Taker
- Jan 16
- 4 min read
インフルエンサー施策を成功させるには、明確なKPI設計が欠かせません。再生数や保存数、CTR、CVR、指名検索など、さまざまな指標をどう設定し、どの段階のファネルで重視すべきか理解することが重要です。この記事では、マーケティング責任者や広告運用者が実務で使える具体例を交えながら、ファネル別にKPI設計のポイントと効果測定に役立つレポートの見方を解説します。

1. インフルエンサー施策のKPI設計で押さえるべきファネル構造
インフルエンサー施策は、ユーザーの認知から購入までの流れを段階的に捉えるファネル設計が基本です。主に以下の3段階に分けて考えます。
認知ファネル:ブランドや商品を知ってもらう段階
興味・検討ファネル:興味を持ち、情報を保存したりクリックしたりする段階
行動・購入ファネル:実際に購入や問い合わせなどの行動に繋げる段階
それぞれの段階で重要なKPIが異なるため、施策の目的に合わせて指標を設定しましょう。
2. 認知ファネルで重視するKPI設計と具体例
認知段階では、まず多くのユーザーにリーチし、ブランドや商品を知ってもらうことが目的です。ここでの代表的なKPIは以下の通りです。
再生数
動画や投稿の視聴回数。多くの人に見られているかを示す基本指標です。
例:インフルエンサーの投稿が10万回再生されれば、認知拡大に成功していると判断できます。
指名検索数
ブランド名や商品名での検索数。認知が深まり、ユーザーが自発的に調べ始めたかを測れます。
例:キャンペーン開始後に「ブランド名+商品名」の検索数が前月比で30%増加。
この段階のレポートでは、再生数の推移や指名検索の変化を中心にチェックします。CTRやCVRはまだ低くても問題ありません。
3. 興味・検討ファネルでのKPI設計と具体例
認知が進んだ後は、ユーザーの興味を引きつけ、検討段階へ促すことが重要です。ここで注目すべきKPIは以下です。
保存数
投稿や動画を保存するユーザー数。興味を持ち、後で見返したいと感じている証拠です。
例:インフルエンサーのレシピ動画で保存数が5,000件を超えた場合、商品への関心が高いと判断。
CTR(クリック率)
投稿内のリンクやプロフィールへのクリック率。具体的なアクションを促せているかを示します。
例:投稿からECサイトへのCTRが3%を超えれば、検討段階での誘導が効果的。
この段階のレポートでは、保存数やCTRの増減を細かく分析し、どのコンテンツがユーザーの興味を引いているかを把握します。
4. 行動・購入ファネルでのKPI設計と具体例
最終段階は、ユーザーが実際に購入や問い合わせなどの行動を起こすことです。ここで重要な指標は以下です。
CVR(コンバージョン率)
クリックしたユーザーのうち、どれだけが購入や申し込みに至ったかを示す指標。
例:インフルエンサー経由のECサイト訪問者のCVRが5%を超えれば、施策の成功と判断。
指名検索の質的変化
購入意欲の高いユーザーが増えたかを測るため、指名検索のキーワード分析も有効です。
例:「ブランド名+購入」や「ブランド名+口コミ」など具体的な購入関連キーワードの増加。
レポートではCVRを中心に、購入に繋がるユーザー行動を詳細に追い、施策のROIを評価します。
5. 効果測定のためのレポート設計ポイント
インフルエンサー施策の効果測定では、単一の指標だけで判断せず、ファネル全体の流れを俯瞰することが大切です。
ファネルごとのKPIを一元管理
再生数、保存数、CTR、CVR、指名検索を一つのレポートにまとめ、段階ごとの成果を比較。
期間比較とトレンド分析
キャンペーン前後や複数回の施策で指標の変化を追い、効果の持続性を確認。
質的データの活用
指名検索のキーワードやユーザーコメントも分析し、数字だけでは見えないユーザーの声を把握。
KPIの目標設定
施策開始前に具体的な数値目標を決め、達成度を明確に評価できるようにする。
まとめ
インフルエンサー施策のKPI設計は、ファネルごとに適切な指標を設定し、段階的に効果を測ることが成功の鍵です。認知段階では再生数や指名検索、興味・検討段階では保存数やCTR、行動段階ではCVRを中心に見ていきましょう。これらを一つのレポートで管理し、数値と質的データを組み合わせて分析することで、施策の改善点や次のアクションが明確になります。



