効果測定のやり方と次回改善に繋げる指標の理解法
- Risk Taker
- 6 days ago
- 4 min read
マーケティング施策を実施した後、どのように効果を測定し、次回の改善に活かすかは非常に重要です。効果測定を正しく行わなければ、どの施策が成功し、どこに課題があるのか見極められません。この記事では、投稿後に見るべき指標の選び方、アトリビューションの考え方、そしてPDCAサイクルを回して改善につなげる方法を具体的に解説します。マーケ担当者が実務で使える内容を中心にまとめました。
投稿後に見るべき効果測定の指標
効果測定で最初に重要なのは、KPI(重要業績評価指標)を明確に設定することです。KPIは施策の目的によって変わります。例えば、ブランド認知を高めたいなら「リーチ数」や「インプレッション数」、売上増加が目的なら「コンバージョン数」や「購入率」などが該当します。
代表的な指標の例
リーチ数
投稿がどれだけのユーザーに届いたかを示します。認知拡大の効果を測る基本指標です。
エンゲージメント率
いいね、コメント、シェアなどの反応を投稿の表示回数で割った数値。ユーザーの関心度を表します。
クリック率(CTR)
投稿内のリンクがどれだけクリックされたか。サイト誘導やキャンペーン参加の効果を測れます。
コンバージョン数
実際に購入や申し込みなど、目標行動を達成した数。最も直接的な成果指標です。
CPA(顧客獲得単価)
1件のコンバージョンにかかったコスト。費用対効果を評価する際に使います。
これらの指標を組み合わせて見ることで、単なる「いいね」の数だけでなく、実際の成果に結びついているかを判断できます。
アトリビューションの考え方で効果を正しく評価する
効果測定でよく見落とされるのが、アトリビューションの理解不足です。アトリビューションとは、成果に至るまでの複数の接点の中で、どの接点にどれだけの成果を割り振るかを決める考え方です。
アトリビューションモデルの種類
ラストクリックモデル
最後にクリックした広告や投稿に全ての成果を割り振る。シンプルですが、途中の接点の影響を無視します。
ファーストクリックモデル
最初に接触した広告に成果を割り振る。認知段階の効果を重視する場合に使います。
線形モデル
成果に至るまでの全ての接点に均等に成果を割り振る。複数の施策が関わる場合に適しています。
時間減衰モデル
成果に近い接点ほど高い割合で成果を割り振る。直近の影響を重視します。
なぜアトリビューションが重要か
例えば、インフルエンサー分析を行い、ある投稿が多くのクリックを生んだとしても、実際の購入は別の投稿経由だった場合があります。アトリビューションを正しく設定しないと、効果のある施策を見誤り、改善の方向性を間違えます。

目線の高さから見たデジタルデータ分析画面。効果測定に必要な指標が表示されている。
インフルエンサー分析で効果を深掘りする
インフルエンサーを活用した施策では、単にフォロワー数やいいね数を見るだけでは不十分です。インフルエンサー分析を行い、どのインフルエンサーが実際に成果に貢献しているかを把握しましょう。
分析で見るべきポイント
エンゲージメントの質
コメント内容やシェアの質を確認し、ファンの熱量を測る。
コンバージョンへの影響
インフルエンサー経由のリンククリック数や購入数を追跡。
フォロワー属性の一致度
ターゲット層とフォロワー層がどれだけ合っているか。
これらを踏まえた上で、効果測定のレポーティングに反映させると、次回のインフルエンサー選定や投稿内容の改善に役立ちます。
PDCAサイクルで効果測定から改善へつなげる
効果測定は単なる結果確認ではなく、PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルの「Check」にあたります。測定した結果をもとに、次の施策を改善していくことが重要です。
PDCAの具体的な進め方
Plan(計画)
KPIを設定し、目標を明確にする。
Do(実行)
投稿やキャンペーンを実施。
Check(評価)
効果測定を行い、KPI達成度やアトリビューションを分析。
Act(改善)
分析結果をもとに、投稿内容やターゲット設定、インフルエンサー選定を見直す。
例えば、クリック率は高いがコンバージョンが低い場合、ランディングページの改善やオファー内容の見直しが必要です。逆に、認知は広がっているがエンゲージメントが低い場合は、投稿のクリエイティブやメッセージを工夫しましょう。
効果測定のレポーティングでチームと共有する
効果測定の結果は、わかりやすいレポーティングでチームや関係者に共有しましょう。数字だけでなく、グラフや図を使い、成果と課題を明確に伝えることがポイントです。
レポーティングに含めるべき内容
KPIの達成状況
アトリビューション分析の結果
インフルエンサー別の効果比較
改善案と次回のアクションプラン
これにより、チーム全体で現状を把握し、次の施策に向けた意識合わせができます。



